夏頃から就活をしている人が一度は気になるであろう「外銀」。なかでもIBD(投資銀行部門)は人気であり、多くのトップ就活生が目指している。
ところでアナタは日系IBD(投資銀行部門)をご存じだろか。野村證券、日興證券など日系の証券会社にも投資銀行部門は存在しており、外銀の併願先としても知られている。
一方で近年では外銀では無く日系IBDを志望している人も多くなっているという。
今回はそんな日系IBDと何か、その魅力をお伝えします。
日系IBD(投資銀行部門)とは?
日系証券会社の投資銀行部門(IBD: Investment Banking Division)のことを一般的には日系IBDと言います。
野村、SMBC日興、大和、三菱UFJモルガン・スタンレー、みずほという、国内系証券会社大手5社が就活界隈では特に人気となっております。
他にも東海東京フィナンシャル・ホールディングスの投資銀行部門などがあるのですが、ここではこの5社について見ていきます。
日系IBDが人気な理由は?
セカンドキャリアが豊富
IBD(投資銀行部門)の業務内容は大きく分けて2つ。
1:企業の株式・債券発行による資金調達支援
2:M&Aアドバイザリー業務
この際に、手数料を数%得る事で収入を得ています。最近ではM&Aが企業戦略の一環として盛んになっていることから好調です。
この2つの業務はプロフェッショナルファームや事業会社にいくにせよ必須の存在であり、転職先は引く手あまたでしょう。
資料作成やエクセルの扱いなどポータブルスキルも身に付くため、社会人として生きていける人材になれるはず。
労働時間が外銀と比較するとまだマシ
外銀IBDといえば朝まで働くことが前提である(最近は少しずつ変わってきてはいるが)。
トイレで睡眠を取ったり、朝帰宅してシャワーを浴びてそのまま出社など、地獄のような働き方をせざるを得ないシーズンもある。
一方日系IBDではシーズンによっては長時間労働があるものの、まだ比較的早く帰宅できる(といっても遅いのだが)
さすがにそこまで長時間労働したくないものの、成長できる環境が欲しい人は日系IBDはかなりオススメできます。
優秀な人材と働くことができる
日系IBDといえば外銀の併願先としても知られている。
外銀と日系IBDどちらも受かった場合外銀に行く人が多数ではあるが、野村證券など日系のなかでも外資に食い入るほどの企業と外銀だと迷うことも多い。
トッププレイヤーは外銀に行くにせよ、日系IBDも総合商社など日系の人気企業に行く人材よりも優秀な人材が集まっているといえます。
日系IBDの各社の特徴
1:野村證券
野村證券は日系IBDとは間違いなくトップだと言えます。外銀よりも野村證券を選ぶ人も多くなっており、ディールの数も多く様々な案件に携わることができます。
他の企業よりも優秀な人材が多く集まっており、刺激的な環境となっているでしょう。
研修なども充実しており、外銀を目指している人、日系IBDを目指している人は受けておきたい企業だといえます。
日系IBD各社に言えますがインターンからの内定者を一定数出しており、野村證券もその一つです。
ただインターンに参加するだけではなく、そこからの道のりがかなり厳しいため参加してからどう存在感を出すかが重要だと言えるでしょう。
2:SMBC日興証券
SMBC日興証券(以下、日興証券)は今の投資銀行業界では2番手という業界の感覚があります。
元々は外銀の傘下だったことがあり、まだ会社内には外資系のドライな雰囲気があります。会社の人も実際にそうおっしゃっています。
研修制度にNIB制度というものを取っており、他の会社より一番新卒をしっかりと育てようという姿勢を感じる事ができます。
インターンの後、リクルーターから電話が来たりして内定に近づいていきます。決して油断せず最後まで自分を貫いて第一志望と言い続けましょう。
3:大和証券
大和証券はかつてはかなり人気ではありましたが現在は日興証券のほうが人気になりつつあります。
巷では「理系の院生しか取らない」という噂(本当かどうか分からない)があります。なので理系院生の方はガンガン受けていきましょう。
詳しい情報はOB訪問を重ねて得るといいかなと思います。
4:みずほ証券
みずほ証券は穏やかな社員が多いという印象があります。メガバンク3行の中でもみずほやいい人が多い印象がありますが、証券会社も同じでしょう。
インターン参加した学生からかなり多くの内定者を出すので、インターンに応募するのが内定の近道だといえるでしょう。
5:三菱UFJモルガンスタンレー証券
三菱UFJモルガンスタンレー証券(以下、マムス)は2010年にモルガン・スタンレーの日本法人であるモルガン・スタンレー証券株式会社の投資銀行部門が会社分割を行い、三菱UFJ証券株式会社が承継し、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社となったという背景があります。
雰囲気はドライとウェットの中間です。
インターンからかなりの数を採用しております。インターンの枠も多いため、IBDが気になる人は積極的に応募していきましょう。
まとめ
日系IBDはまだトップ就活生しか知られていない業界ではありますが、これから認知度が高まっていくでしょう。
専門性を身に付け転職市場で引く手あまたになる日系IBDを気になった方は是非受けてみてはいかがでしょうか。
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