【これで大丈夫！】あなたらしい写真の選び方について解説①｜写真選びは設問の〇〇を考えればOK

2023年5月6日

今回は就活で目にすることがある「あなたらしい写真」の選び方についての解説をしていこうと思います。

はじめてESで写真を選ぶ人や、何を選んでいいか迷っている人はぜひ最後まで読んでください。

あなたらしい写真とは

はじめに、「あなたらしい写真」とは何なのかについて解説していきます。大前提として、あなたらしい写真が求められるのは、ES(エントリーシート)を書いているときです。この文脈において「あなたらしい写真」が求められていることを念頭においておきましょう。

そして、結論ですが「あなたらしい写真」とは「あなたが伝えたい自分を表せる写真」のことです。

企業によっては「自分らしさが表れている写真」や「自分を表現できる写真」「自己PRができる写真」など、様々な言い方がありますが基本的には同じ内容です。

そして、この写真の選び方は2つのポイントさえ押さえればどんな企業でも対応できるようになります。

実際の出題例とポイント解説

では、企業の実際の出題例を見ながら解説していきます。

博報堂の例

あなたの個性や⾃⼰PRが表現できる写真を最⼤3枚添付してください。※各写真に20字以内で説明書きも加えてください。

これは実際に22卒の本選考であった設問です。急に「個性や自己PRができる写真」といわれても大半の人が困ってしまうのではないでしょうか？最大3枚と書いてあるので本来は1～3枚提出すればいいのですが、3枚出せるのであれば3枚出さないと不安になるというのが就活というものでしょう。しかし、現実問題として3枚も写真を選ぶことは難しいことです。

この博報堂の設問では写真を載せるだけではなく、20字以内での説明を加えることが求められています。これは博報堂に限ったことではなく、多くの会社で「写真＋説明」という形式で出題されます。(会社によっては100字以内、300字以内というように字数制限は大きく異なります。)

巷では、「友達と写ってる写真じゃないとダメ」「陽キャに見える写真がいい」「写真は加工して少しでもよく見せる」などといった情報が散見されます。はっきりといってこれは「本質からかけ離れている情報」ですので、一切参考にしなくて大丈夫です。

少し話が逸れましたが、どうやって3枚の写真を選んでいけばいいのでしょうか？まずはポイント1について解説していきます。

Point1：ほかの設問とのバランスを取る

実は「あなたらしい写真」を選ぶ際に最も重要といっても過言ではないのが「ほかの設問とのバランスを取ること」です。

先ほど巷にあふれる情報が本質からかけ離れていることが多いと言ったのは、「写真だけで評価されている」というような前提に立っていることが多いからです。落ち着いて考えればわかることですが、「写真の設問だけを見て判断する」のではなく、「ES全部を見て判断する」ことが多いです。

22卒の博報堂では、「中長期的なビジョン3つ(30字)」「今の自分の行動基準となっている要素3つ(30字)」「博報堂で実現したいこと(300字)」などの設問がありました。
ここで注目したいのがESで良く課される「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」をアピールできるような設問がないことです。

以前の記事で解説したように、ガクチカでは「自分が伝えたい自分が表せるエピソードを選ぶこと」が大切です。(未読の方はこちらの記事を参照)
つまり、このESではガクチカの代わりに「あなたらしい写真」をはじめとしたやや特殊な設問が課されているということが想像できます。つまり、今回の写真選びの基準としては「ガクチカ」と同じように「自分が伝えたいエピソード」を先に考えて、それを表せる写真を選べば良いということになります。

逆に、博報堂のこの写真で「博報堂を志望するようになったきっかけ」となるような写真は、ほかの設問と重複してしまうことになります。より多角的に伝えるためにも内容の重複はできるだけ避けましょう。

このように、ほかの設問で何を聞かれているかを見て検討することがポイントとなってきます。